登録ログイン

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」

ビザ取得の申請に再チャレンジしました。目的のマルチ2年Mビザは取得できませんでしたが、他の種類のビザが取得できました。

 

状況を整理

連載が長くなってきたので状況を整理します。

マルチ2年Mビザとは

訪中ビザの取得。第1関門「中国査証申請センター」
中国に滞在するためにはビザが必要です。ビザの種類に関わらず「中国査証申請センター」で申請します。中国査証申請センターの知られざるトリビアを教えます。

中国に長く滞在したい場合、ビザが必要です。無いと15日しか居られません。ビザの有効期限は最長2年で、期間中何度でも入国可能なビザはマルチ2年Mビザになります。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

招聘状が無いと観光ビザしか発行されない

訪中ビザの取得。第2関門「観光ビザしか出せません」
中国Mビザ申請で、何の準備もなく突然押しかけたらどうにもならなかったお話。滞在の種類によって必要な書類が異なります。相手はプロなので書類について次々と持っている/持っていないを訪ねてきます。
来中ビザの取得。第3関門「招聘状とは?」誰も教えてくれない攻略方法
中国MビザZビザ取得のためには、中国企業が発行した招聘状を中国査証申請センターに提出する事が必要です。本ブログでは招聘状を自作するポイントを詳しく説明します。

マルチ2年Mビザを取得するためには招聘状が必要です。招聘状は中国の企業から発行してもらうものです。僕は雇われで中国に行くものではないため、招聘状を得られるコネはありません。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

布団屋の姉ちゃんに招聘状を書いてもらうことに成功

招聘状を入手!布団屋の姉ちゃんより
結論から言えば、招聘状の記入は誰でも構いません。会社の実態さえあれば。筆者は町の布団屋に記入を依頼しました。

下見で訪中した際に、たまたま知り合った布団屋の姉ちゃんに招聘状を書いてもらいました。しかし、招聘状に必要な社印がありません。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

招聘状に社印の捺印が必要なため、社印を自作

訪中ビザの取得。第4関門「社印を注文」
社印が無いなら社印を自分で作る。社印の仕様さえ分かっていれば日本の印鑑屋で注文可能です。中国社印の仕様を詳しく解説します。

社印は帰国してから町の印鑑屋さんで注文しました。

中国ビザ申請書の記入を行う

訪中ビザの取得。第5関門「中国ビザ申請書の記入」
招聘状、申請書全てを自作して申請します。ポイントさえ確実に抑えていれば申請業者に依頼しても同じです。それぞれのポイントを詳しく解説します。

招聘状の修正を行い、自作社印を押して準備完了です。中国ビザ申請書と合わせて、中国査証申請センターに持ち込みます。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

中国査証申請センターにて

スタッフに顔を覚えられている

初老のスタッフに「以前来ましたよね」と言われて焦りました。まだ覚えているのか、と思いましたが、以前の調子で対応すると不信感を持たれるのでここは冷静にいきます。

脱サラして中国で一発当てるブログ
自分
はい、情報を整理して再申請に来ました。よろしくお願いします

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

想定外だったこと

ここまで完璧に準備したつもりでしたが、まだ想定外がありました。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

顔写真の背景は白

らしいです。フロア内に撮影機があるので取り直します。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

中国渡航歴の有無

過去に2回以上中国に渡航した履歴がないと、マルチビザは出せないようです。僕は渡航歴については認識がありましたが、招聘状があれば2回以上の渡航歴は要求されないと勘違いしていました。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

過去にマルチ2年のビザを取得したことがあるかどうか

ビザ発行の判断は2種類あります。

  • 中国査証申請センターによる書類チェックのみ
  • 領事館判断

マルチ2年ビザは領事館判断になります。この時過去にマルチビザを取得した経験のある人だと許可が下りやすいそうです。マルチビザを取得したことがない人がいきなり申請すると拒否される可能性があります。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

詳細なスケジュール表は不要

準備でスケジュールの別紙を作成しましたが、そこまでしなくても良いとのことでした。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

今回の対応

スタッフによる書類チェック

僕が作成した申請書を確認しています。見た感じ、書類の不備チェックのみで、記載内容の虚偽まではチェックしていませんでした。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

量が多いからいちいち細かく見れないということでしょうか。例えば以下は問題視されませんでした。

  • OSINA板金工業株式会社
  • 招聘状を自分で作成したこと
  • 招聘状の記載内容全般(自作社印、住所、サインを書き直した、など)
  • スケジュール表(日程、行先ともに想像の内容)

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

発行される予定のビザ

僕が得ることができるビザは2次90日Mビザになりました。予定、とあるのは引換券を得たのみの状態なので、まだ手元にビザはありません。発行には6営業日かかるので、後日取りに行きます。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

2次90日Mビザとは

有効期限が90日で、その期間中2回入国可能なビザです。Mというのは商談とか企業訪問といったニュアンスを持ちます。この場合1回の入国で滞在可能な期間は最長90日です。それを過ぎると一旦日本に帰らないといけません。従来は隣国への出国でもOKだったのですが、厳しくなって本国への帰国が必須になりました。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

僕は今回、「3か月滞在かつその中で2回入出国する」というスケジュール表を作っていました。それがタイミングよくビザの要件に合致し、書類を再提出ことなく発行可能なビザにたどり着きました。

 

まとめ

 

2次90日Mビザが得られたのでOKとします。今の状況ではこれが最長です。

次回の申請で使う予定の招聘状

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

これは「マルチ1年Mビザ」を取得するのに必要な招聘状になります。申請書の「2.6日程」欄も招聘状の内容に合わせて記入します。

訪中ビザの取得。第6関門「渡航実績が必要」 参考画像

今後の渡航で回数が増えると、次は本命のマルチビザを取得することができるようになります。有効期限を1年にするか2年にするかは選べますが、過去に実績が無いから却下されるリスクを回避するために、1年を予定しています。

 

 

>>次のページは

Mビザ取得完了!そして新たな挑戦へ

 

タイトルとURLをコピーしました