WeChat連載3回目です!
前回はメール送信というか、中国人のシェア文化について解説しました。今回はちょっと変わった機能「コンテンツブロック」についてです。
密告社会
中国人は基本的に真面目な人が多いです。というか、自分が真面目というよりも、他の人の不真面目が気に入らない!という見方が強いと思う。
以前取り上げました。インターネットの通報システムです。
今回の要点は、インターネットの通報システムがWeChatにも実装されている、ということです。
WebViewでホームページを見る
LINEのWebView
Lineにもある機能だけど、URLをメッセージで送って、それを表示しようとするとブラウザではなくて、そのままアプリ内で遷移するもの。
Lineだとこんな感じです。さらに右上のボタンを押すとメニューが出てきます。
- リンクをコピー
- 他のアプリでシェア
- 他のアプリで開く
- Keepで保存
アプリ内でホームページ表示することをWebViewと言います。
WeChatのWebView
- チャットに送信
- モーメンツ上で共有
- お気に入り
- ページ内を検索
- URLのコピー
- 一番上に表示する
- ブラウザで開く
- フォント設定
- 更新
- 読書モード
- 報告
今回取り上げるのはこの中の報告機能です。ぽちっと押してみる。
そのホームページが通報できるのです。通報理由は、詐欺、エロ、暴力/テロ、機密情報、個人情報、報酬の共有?、悪意のあるうわさ(フェイクニュース?)
報酬の共有というのは↑このことかもしれないw
既にボツにしたネタだけど、ホームページで寄付を呼び掛けるもの。
コンテンツブロック
実際に通報されたサイトがあります
さて、とあるホームページを参考に、通報されたホームページがどうなるのか見てみます。TOP画像のようになります。
このホームページは
今後アクセスできなくなります。 |
通報されるとホームページにアクセスできなくなるのは、ヤフオクでN品時計が通報されて、出品取り消しになる流れに似ているw
もう取り返しがつかないということ!
「アクセスを申し込む」をクリックするとこうなります。要するに、誤爆だったら抗議できますよ、ということ。
通報されたら終わり!
ちなみに表示できないのはWeChatのWebViewから表示した場合だけで、URLをコピーして普通にブラウザからアクセスすれば表示できます。
前回ちょっと触れたけど、WeChatのアカウント数は10憶を超えたと言われていて、かなり多くの人がWeChatのWebViewからホームページを見ていると思われます。
通報サイトについて、わざわざURLをコピーしてブラウザで見るような面倒なことはしないで
なのです。。
コンテンツブロックまとめ
というわけで、良くも悪くも、WeChatにいろいろな機能を詰め込んだ結果、ついにサイト検問までできるようになりました。
中国では金盾という国が運営しているファイアウォールが有名だけど、そんなもの無くても見るサイトを限定することは朝飯前なのですw
果たしてWeChatはどこまで進化するんだろう。。
なんて言っている間にも度肝を抜く新機能が!!
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WeChatの恐るべし新機能!お宝満載?中国のビッグデータプロジェクト
本ブログがコンテンツブロックの餌食にwwwついに有害コンテンツ扱いされる!