WeChatPayを日本に居ながら設定する方法を説明します。
これから中国に旅行に行くとして、その時にWeChatPayを使いたい場合などに便利です。
【補足】いろんな呼び方があります。
WeChat、WeChatPay、WeChatペイ、ウィーチャット、ウィーチャットペイ、微信、微信支付などなど。ここではWeChatPayと統一して書きます。また、WeChatPayとAlipay(後述)は完全に別物です。
WeChatでお金を払う=WeChatPay
WeChatPayを使えない条件
以下の条件に当てはまる人は、2019春の段階ではWeChatPayは使えないので諦めてください。
- クレジットカードを持っていない
- チャージに激高手数料を使いたくない
- ポケットチェンジ端末がどこにあるか知らない
- パスポートを持っていない(ポケットチェンジ端末で必要)
WeChatPayが使えなくても、現金で事足りる場合がほとんどなので旅行では問題ありません。あればとても便利です!
WeChatPayを使えるので安心してください
- 中国の銀行に口座を持っていない
- ⇒WeChatPayの開設と銀行口座は無関係
- 自分に送金してくれる中国人友達が居ない
- ⇒自分宛の送金はどうやっても受け取れません。チャージ後の支払いのみ可能です
WeChatPayを開設したたけでは意味がありません。お金をチャージしましょう。
WeChatの復習
WeChatとは中国版Lineのようなもの。
インストール方法は↑こちらを参照。
WeChatには「WeChatPay」機能があって、中国にあるほとんどのものはこれで払う事ができます。また、WeChatを使っている人同士でお金の送金もできます。
ただ、WeChatPay機能はWeChatをインストールしただけでは解放されていません。今回はこの機能を開放する方法を説明します。
WeChatPay機能が解放されていない場合は↑のような画面です。
銀行口座と残高(Balance)
WeChatPayは電子的な財布のようなもの。お金の発生元は2種類設定できます。
- 銀行口座←日本ではできない(日本に居ては設定できない)
- 残高(Balance)
銀行口座
これは、WeChatPayに中国の銀行のキャッシュカードを登録して、WeChatPayで支払う度に銀行口座からお金が落ちる方法です。
この設定をするためには中国の銀行口座が必要です。
日本に居てはできないので、今回この方法はやりません。
残高(Balance)
これはWeChatPayにお金をチャージして、そこからお金を払う方法です。銀行口座の残高ではありません。
- WeChatPay機能の解放
- 残高(Balance)のチャージ
- WeChatPayでの支払い
こんな流れになります。今回は主に「1.」の説明をします。
WeChatPay機能の解放
WeChatを最新版にする
まず最初に、WeChatを最新版にしておきます。
「バージョン情報」を押して、
「バージョンアップデート」を押します。
クレジットカードの登録
WeChatにクレジットカードを登録します。これは、支払いをクレジットカードで払う!という意味ではありませんw
チャット画面右上の「+」を押して「マネー」を選択します。
「有効」を押します。
「追加」
クレジットカードの番号
「カードと身元情報」を入力します。
WeChatPay支払いパスワードを設定します。
自分のQRコードが表示されます。クレジットカード登録はこれで完了です。
ちなみに、
WeChatPay機能が解放された事の確認
本人タブに「ウォレット」が追加されています。
ウォレットを押して、
右上の「カード」を押します。
先に登録したクレジットカードが表示されます。
WeChatPayを使ってみる
先に書いたように、WeChatPayを使うためにはお金をチャージする必要があります。
チャージする方法は3つあります。
- 専用端末によるチャージ。ポケットチェンジと言います。コスト高い。
- WeChatPay同士の送金←今回使えない事が判明
中国銀行口座からWeChatPayへお金の移動(日本ではできない)
現状、日本に居て可能な方法は「1.ポケットチェンジ」のみです。
【補足】中国人は「2.」「3.」だけです。ちなみに「3.」中国銀行口座からお金の移動の場合、WeChatPayにチャージしたお金を銀行口座に戻すこともできます。
以降の記事は、筆者が「2.」を試した記事なので、WeChatPay機能の解放自体はここで終わりです。
送金テスト(概要)
お金をチャージする一番簡単な方法は、WeChatを使っている他の人から自分に送金してもらう事です。上記の「2.」です。
女の子のWeChatPay残高に 10元チャージされる |
このやりとりをテストします。
今初めてWeChatPayの設定をした携帯を、上述の「女の子」に見立てて送金します。
WeChatPay送金テスト(問題発生)
送金したお金を受け取る、ここからが本番です。
送金された携帯側で、お金の吹き出しを押します。
OKを押します。
??変なメッセージが。mainland China bank cardが必要と言われています。それは中国の銀行のキャッシュカードという意味です。普通の人はそんなの持って無いよ!
CompleteNowを押します。
先に設定したWeChatPay支払いパスワードを入力します。
カード番号を入力してください、と言われています。
上記一連の流れのように、2019春の段階ではお金の受け取りはできません。ちなみに、2019年1月の段階ではできました。急にできなくなったようです。
QRコードによる送金(もできません)
OKを押すと送金用のQRコードが表示されます。それをWeChatで読み取ると、送金ができます。
QRコードをスキャンすると、こんなメッセージが送金先に届きます。中国の銀行のキャッシュカードによる実名認証が必要です、みたいな。
この方法でも送金はできません。
WeChatPay設定まとめ
2019年春の段階では
- WeChatPayの設定はできる
- 設定後できるのは支払いのみ
- (→支払いするために、事前にチャージが必要だがコストが高い)
- 送金の受け取りはできない
チャージ方法がもっと簡単になればいいと思います。今後の発展に期待しましょう。
Alipayとは何?WeChatPayとどう違うの?
Alipayとは、一言で言えばWeChatPayのライバルです。
使い方、機能はほぼWeChatPayと同じです。支払う事ができる対象が、少しAlipayの方が多い気がします。
中国では2大IT企業テンセント社・アリババ社(そこに百度社を加えてBATと呼ばれています)がそれぞれ電子決済を扱っています。
テンセント・・・WeChatPay
アリババ・・・Alipay
上記の対応になります。Alipayは中国に居ないとセットアップできません。
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